みなさんこんにちは、ペイちゃん先生です!!!
教師の皆さん、「評価」を行っていますか?
「教師なんだから、評価なんて当たり前にやるでしょ!」
とお考えの方がたくさんいると思います
私もそう思います
しかし、私個人的には多くの方が「評価」のあり方を
正しく認識していないのではと感じています
「評価」の一つの側面だけを切り取って「評価」とみなしている
それでは、「評価」が有効に機能しません
今回は「評価」の3つの側面について紹介したいと思います
①学習の評価

これは皆さん馴染みのなる「評価」だと思います
成績や進級、進学のために行う評価を「学習の評価」といいます
通知表などでA,B,Cを決めることをイメージしてもらえるといいかと思います
要するに「成績づけ」のことです
この「学習の評価」は教師が行います
子供の学習の成果を教師の線引きで評価していきます
おそらく教師を含め、その他多くの人が「評価=成績づけ」の
イメージをもっていると思います
もちろんこの「学習の評価」も大切です
しかし、「評価」にはもっと重要な働きがあります
②学習のための評価
この「学習のための評価」は教師が教師のために行う評価です
目的は、教師が行おうとする教育活動のために必要な情報を収集したり
自身の指導改善をしたりするためです
例を挙げると、教師が授業改善のために行う評価です
どのように行うかというと、子供の成果物や振り返りの記述から
自身の授業の出来を自身が設定した目標に照らし合わせて評価していきます
「おお、今日はねらいを達成している記述が多いぞ!」
と感じれば、その授業は子供たちにとっていいものであったと考えることができます
しかし、「〇〇について理解がいまひとつだな。」
と感じれば次回に向けての授業改善が必要となります
次時の導入で復習をしたり、補充の問題を解いたり、または授業展開そのものを変更したり
児童の実態から教師の授業、指導を改善していきます
これが「学習のための評価」といい、「指導と評価の一体化」のために
欠かせないものとなっています
子供の成果物などを見て
「あの子達、全然わかってない!もっとちゃんとやってくれないと困る!」
といったように、教師が想定した出来に達することが出来なかった場合、
その原因を子供だけに押し付けるのではなく
自身の授業や指導に原因があるのではないかと考えることが大切だと思います
私の場合、毎時間OPPシートというものに振り返りを書かせています
そこから子供たちの実態を見取り、目の前の子たちにはどのような指導が効果的かを
毎日考えながら教材研究を行っています
教師一人の考えだけ授業づくりをするのではなく
児童の実態が可視化されたものから
よりよい授業を構想していくことが重要なのではないでしょうか?
子供は教師の授業を映す鏡です
その鏡で見た自分を評価し、指導、授業を改善していきましょう
③学習としての評価
この「学習としての評価」は学習者である子供が行うものです
「評価」は立場が上のものが行うという印象はありませんか?
教師が子供に対して行うからこそ「評価」というイメージが強いと思います
教師が行う評価は上述した「学習の評価」と「学習のための評価」です
「学習としての評価」は子供が自分で設定した目標に対して
どのくらい到達できたかを自分自身で判断する「評価」です
この「学習としての評価」の目的は
子供が自分の学習をモニタリングしたり、自己修正や自己調整したりするためです
つまりは、自分の学びを「メタ認知」するために行う「評価」です
自分の学びを「メタ認知」することで、子供は自分の成長を自分で実感することができます
子供の将来を考えたとき、子供自身が自らの手で「自立した学び手」となることが必要です
そこで授業内に「学習としての評価」を行う場面を設け、
子供自身に自分の学習を振り返るよう促し、
「自分の学びは自分でつくる」意識を持たせましょう!
まとめ
今回、3つの「評価」について紹介しましたが、いかがでしたか?
私は②「学習のための評価」と③「学習としての評価」を特に意識しています
教師の授業は、目の前の子供が一番見ています
だからこそ、子供の声を拾い、授業改善に繋げていく必要があります
「何で、分かってくれないんだ!!!」ではなく、
「自分の授業の改善点はどこだろう?」というマインドで
子供の意見を受け止めると、授業改善のポイントが明確になり、
授業力向上につながります
それと同時に子供の「学習のとしての評価」も充実させましょう
何となく学習するのではなく、目標をもって学び、
自分の出来栄えを自分で評価することで「メタ認知」の力を高めていきます
そのためには、子供が目標をもつことができ、それを振り返ることができる
教師の授業づくりも肝要となってきます
「学習のための評価」、「学習としての評価」を充実させるために
おすすめなのは「OPPシート」です
「OPPシート」とは、一般的によく言う「振り返りシート」に近いです
しかし、「OPPシート」には子供の「メタ認知」を促す秘密や
教師の授業改善につながる秘密が詰まっています
「OPPシート」について、今後詳しく紹介していきます
今回は「評価ってなんのためにやるの?」についてでした
皆さんの参考になればうれしいです
またのお越しをお待ちしております
またね、バイバイ!
ペイちゃん先生
これはCTAサンプルです。
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